3月3日ひなまつりの日。天気が良いので“綾雛山まつり”に家族で出かけた。当日は快晴で出かけるには最高の天気である。しかし残念ながらスギ花粉がたくさん飛んでいるらしく、目が痒く鼻水はタラタラ。しかもマスクをしているのでマスクの中に鼻汁が垂れてくるという悪条件だ。だがそれを忘れる位のおひなまつりだった。
朝早く出かけたのにもう駐車場は一杯。何とか停めることが出来た。この祭りも今年が23回目。コロナ前は盛大に行われていただのだが、コロナが流行った時は人出も少なく寂しかった。今年はコロナも落ち着いて皆出かけたくてウズウズしていたのだろう。今までに比べ本当に人が多かった。
いつも感心するのがスタンプラリーである。入口に置いてあるパンフレットの裏のページに、『あやひな山まつり』とスタンプを一つずつ押せるようになっている。そのスタンプを押していくとその会場を全て回ることが出来るという仕組みである。子どもにとってスタンプを押すというのはとても楽しいことらしい。一生懸命間違えないように押している姿は実に嬉しそうだ。しかもそのパンフレットに住所氏名を書き込みアンケートボックスに投函すると、往復の航空券やバスの一日乗り放題券が当たるというので親の方も必死である。その各々の場所にお雛様が飾ってある。それはかつてそれぞれの家で飾られていたのだろう。年に一度のお披露目にお雛様も嬉しそうだ。
その他に私の楽しみは地獲れの野菜や果物を安く販売していて、それを買い求めることである。綾は色々な果物や野菜を栽培していて、全国的にも有名な所なのだ。今の季節は日向夏がお勧めだ。県内の人は食べ方をよく知っているが、県外の方々はその食べ方にびっくりする。本当に今が旬なので色々な店で売っていた。
その他に楽しみなのが出店である。これも地元の店が各自出店しているのでおもしろい。ワインコーナーがあったり、フリーマーケットみたいに服や、アクセサリー、工芸品などを販売している。小学校1年の女の子の孫がその古着屋でぱっと気に入ったのがあったので買って欲しいという。困ったなぁ、高かったら買えないかもしれないと思い値段を聞くと1000円だという。そこで買うことにした。孫は早速その場で着替えて大喜びだった。
来年も今年のように盛大にひな祭りを開いて欲しい。久しぶりに家族で出かけて楽しい一日だった。車に戻り、ティッシュで思い切り鼻をかみながら帰路に就いた。やっぱりスギ花粉は苦手だなぁ…。でも又来年も来よう!