青島太平洋マラソンが開催された。去年も開催されたのだが、コロナ感染予防の為無観客ということになり、TVでその様子を見た。しかし今年は3年振りに道路沿いの声援や応援もOKということで出かけることにした。ひなた宮崎県総合運動公園をスタートし、宮崎神宮までの折り返しの42.195kmのフルマラソンである。全国的にも人気があるマラソン大会で、毎年抽選で1万人が選ばれていたが、今年は希望者全てを受け入れようということで、1万人近くがフルマラソンにトライする大会となった。

 何といったって青島を眺めながら海岸線を走るので実に潮風が気持ち良い。しかも都会では見られないようなコバルトブルーの海を眺めながらなので人気があることは想像出来る。開催した当初はコスプレする人が多く、まるでお祭り騒ぎであった。今でもコスプレして走る人もいるが、その数は少なくなってきた。純粋に走ることを楽しむ人が多くなったようだ。

 回を重ねるごとに高齢の方がたくさん参加するようになった。万が一の時の為にAED(自動体外式除細動器)が随所に用意してあるのも安心して走れる理由である。何年か前東京マラソンでタレントの松村邦洋が倒れた時、活躍したのは皆さんもご存じの通りだろう。何せ1万人もの老若男女が参加するのだ。当日体調が悪かったり持病を持っていたりする人達も参加する。どこでも処置が出来るように自転車に乗り背中にAED背負っている。だからどんな時に起こっても対応が出来るようにしているのだ。おかげで事故は一度も起こっていない。

 今年も色々な高校生のボランティアの姿があった。その一つが給水ポイントで水分補給の為紙コップに入った水を机の上に並べておくのだ。1万人分も用意しないといけないので、用意するだけでも大変だ。しかも飲み終わった紙コップの回収もしなくてはならない。すぐポリ袋一杯になり、その交換に大忙しである。私が一番心配なのはトイレ。市役所などのトイレがその場所として使われている。飛行場の近くには簡易トイレがズラッと並んでいる。それは男性用と女性用に分かれている。細かい心配りである。

 青島太平洋マラソンの為、どれくらいの方々がアイデアを捻り実行してきたのだろう。きっと裏方で色々なボランティアの人が見えない所で手助けをしていたに違いない。我々はただランナーに声援を送る位しか出来ない。そういう見えない努力をしている人のことを思うと頭が下がる。来年も又大々的に開催されることを祈っている。