朝夕、大淀川の堤防をサイクリングする。70歳を過ぎ体力の衰えを感じ、何か良い方法はと考え着いたのがサイクリングなのだ。ウォーキングでも良いのだが、膝が悪い私は少し歩いただけで膝が痛くなる。その点サイクリングは、膝の負担も少ないし、何せ風を切って前に進むというのが気持ち良い。普通の自転車では膝に負担がかかるので、電動自転車(通称電チャリ)に乗っている。これだと坂道や逆風の時にとても楽である。スイスイと前に進む。

 サイクリングをしていると、堤防をウォーキングしている人、犬の散歩をしている人、ジョギングをしている人など様々な人とすれ違う。その人達の殆どはマスクをしている。そんなに人がいないのにマスクなんて必要ないと思う。だがやはり人目があるのでマスクをしていないと何か文句を言われるのではないかと心配なのだろう。或いはマスクをしていることに慣れてしまって外すのがめんどうくさいと思っているのかもしれない。しかしマスクをしてランニングをしている人は大丈夫だろうかと心配で仕方ない。それはかなりの酸素が必要になるので酸欠にならないかと心配なのである。因みに私はサイクリング中にマスクはしない。少なくとも2m以内に人はいないのだから、しなくても良いと思う。

 新型コロナが流行し始めてマスクをしなくてはならないという頃から、人とのコミュニケーション能力が低くなったのではないかと思う。喋りにくいし、聞き辛いのでつい喋らなくなってくるのだ。学校などでもそれが問題になっていて、将来子ども同士の会話が少なくなるのではないかと危惧されている。

 そこで考えた。サイクリングしている時すれ違う人に「おはようございます」と声をかけるようにしたのだ。中にはイヤホンをつけてジョギングしている人もいて、返事が返ってこないこともある。しかし殆どの人は挨拶を返してくれる。

 何回かやっているうちに言うタイミングがあるのに気が付いた。正面から相手に10m位近付いた時、「おはようございます」と声をかけるのだ。すると慌てた様子で「おはようございます」という返事が返ってくる。

 但し一つ問題がある。それは女子高生とすれ違った時である。急に変なおじさんから声をかけられるのである。そりゃびっくりするだろう。言った瞬間彼女達は固まり、全力でペダルを漕いですれ違う。私は決して変なおじさんじゃないのに…。そこだけがちょっと寂しい…。