日南海岸の堀切峠の『フェニックス道の駅』から海の方に向って横断歩道がある。先日、日南海岸をドライブしていると、道端にそこを横断したそうな人がいたので止まることにした。すると真後ろにタンクローリーが見えた。もしかしたら追突されるかもしれないと思ったが、そのまま行ったら交通違反になる。急いでブレーキを踏んだら案の定タンクローリーも急ブレーキ。まさか私が止まるとは思わなかったらしい。もし追突されたら、タンクローリーに引火して大惨事になっていたかもしれないとゾッとした。

 何年か前、家内が街の中を運転していたら、信号機のない横断歩道の近くに中年の女性が立っていたという。横断歩道を渡り始めたら止まろうと思ったのだが、その人は渡るのか渡らないのかはっきりしないのでそのまま徐行して走り抜けた。するとすぐ側に警官が居て、交通違反と言われ切符を切られた。事情を話したが警官は聞く耳を持たず罰金9000円を収めた。

 確かに渡るのかどうかはっきりしない人が、信号機のない横断歩道の近くで立ち話をしている時がある。渡るのかどうかわからずに迷うことは確かにある。家内はどうも合点がいかないらしいが、交通違反は違反だ。

 先日ある人が信号のある交差点に差しかかった時、お年寄りが渡ろうとしていたので停止したらそのお年寄りが先に行けとジェスチャーをしたという。運転手はどうしようか迷ったが、早くいけということだろうと横断歩道を横切った。するとそれを警官が見つけ、違反切符を切られたという。本人はどうしても納得がいかず異議申し立てをした。そりゃそうだろう。渡ってもらおうと一時停止をして、車の方にお先にどうぞジェスチャーされたのに切符を切られるのは納得がいかない。

 昔だったらどう弁明してもダメだろうが、今はドライブレコーダーという秘密兵器がある。それを証拠として警察に行政処分撤回を求めたところ、違反ではなかったと処分は取り消されたそうだ。

 家内が違反切符を切られてからは、私も横断歩道を歩く人を見かけると、必ず一時停止することにしている。その理由はそんなことで9000円も納付しなくてはならないからだ。9000円もあれば居酒屋だったら3軒もハシゴ出来る大金である。そんな大金払うのはもったいない。

 尚、今歩行者の事故を防ぐ為に警察は歩行者優先に力を入れている、だから今までよりも取り締まりが厳しくなっている。統計によると横断歩道を渡っていても半分位は止まらずに通り過ぎるらしい。