世の中全て下り坂である。まずコロナ。もう3年目に入ったのに全然その勢いは衰えない。全てに規制がかかりの世の中が回っていかない。飲食業は色々制限がついて外食する人が少なくなった。旅行業界でも外国からの観光客は入国できず、国内ですら自由に旅行に行くことが禁じられた。仕事はどんどん縮小され仕事を失う人が増えた。物が売れないので漁業などは魚が売れず困っている。全ての業種が売り上げダウンして国民に元気がない。

 次にロシアのウクライナ侵攻。信じられない残虐な報道が毎日届く。人間のするようなことではないことが堂々と行われ、しかもそれを正当化している。とても信じられない。4歳の孫は地球儀を持ってきてこう尋ねる。「ここがロシアでしょ?ウクライナはどこなの?」「ここよ、この国」「何だこんなに小さい所なの?でも何故こんな大きい国が小さい国と戦争するの?」「それはね、少しでも大きな所が欲しいからだよ」「ふ~ん、でもその為に人を殺してるんだよね。僕だったらそんなことしないもん!」。

4歳でもTVニュースをよく見ているのだ。戦争によりウクライナで作られている小麦の輸入停止、ロシアからの石油、天然ガスの供給ストップなどで円安になり、物価は上がり続け、電気、ガス、食料品などは先が見えない状況になっている。へたすると第三次世界大戦が起こるかもしれない。

 そういう時に今度は知床の遊覧船の事故である。信じられない位のずさんさが明らかになっている。家族の悲しみは消えることがないだろう。その様なニュースが始まるとチャンネルを替えたくなる。

 そんな風な雰囲気なので街に出るとどうしても下を向いて歩いている。上を見ようとしないのだ。先日高千穂通りの郵便局前で信号待ちをしていた。ふと空を見上げると花が咲いている。それはデンドロビウムという花で、クスノキに養生させ育てているのだ。それが5月になると見事な花をつける。県庁前の楠並木にも色々な色の花を咲かせている。

 また一番街のアーケードを歩いて上を見上げると、たくさんのこいのぼりが泳いでいる。すれ違う人達は全くそれに気が付かない。私も何度も通りながら先日初めて気が付いた。

 暗い世の中どうしても人は背中を丸くして下を向いて歩いてしまう。たまには上を見ようよ。そう、上を向いて歩こう。