今自宅での私の担当は買物に行くことである。その理由は昨年11月から入院を止めた。それまでは黙っていても昼夜の食事は給食の検食として運ばれてきていた。だがこれからは自分で食事を考えなくてはならなくなった。というのも家内は孫の世話で忙しく、食事をわざわざ用意することは不可能に近い。かといって毎日宅配を注文する訳にもいかない。             (本当はしてみたいのだが…。)             

 そこで週に1回スーパーに行っていたのが2回になり、時には3回にもなることがある。今までは食べたいものがあれば只それを買ってきたのであるが、今は違う。カロリーや塩分の量なども厳しくチェックするようになった。それとその材料がどこで採れたものであるかもチェックするようになった。するともの凄く驚くことに気づいた。特に冷凍食品に顕著である。

 例えば海鮮丼のキハダマグロ(韓国産)、サーモン(チリ産)、やりいか(ベトナム産)、サラダエビ(タイ産)、赤身切り身(グリーンランド産)、タコ(モーリタニア産)、天然エビ(インドネシア産)、子持ちししゃも(カナダ産)、里芋うま煮(中国産)、メイプルシロップ(カナダ産)、しじみ(ロシア産)アジフライ(タイ産)、ローストビーフ(オーストラリア産)、おさかなソーセージ(アメリカ産)などなど。実に多くの食品が外国からの輸入なのである。カロリー自給率が日本は約4割と言われているのは本当なのだ。

 今ウクライナとロシアの戦争で色々な輸入規制が行われている。ロシア製品は勿論のこと、輸入するルートも制限され、しかも円安で輸入するものが高くなっている。今まで1ドル100円台だったものが、あっという間に130円近くになっている。ということは輸入される食品の値段も上がることになる。それが証拠にパンに不可欠な小麦粉は殆どがウクライナ産やロシアから輸入しているので、パンの値段がどんどん上がる。今までは好きな種類のパンを好きなだけ食べられたが、そうもいかないのだ。北海道でパンを作っている娘も「困った、困った」と言っている。なぜならずっと北海道産の小麦に拘っていたが、輸入が制限されると当然北海道産の小麦の値段が上がるからだ。

 宮崎の場合、農産物、肉や魚はある程度自給自足出来る。しかしそれだけではとてもお腹を満たすことは出来ない。そういうことを考えると、本当に今からどうなるのだろうと心配になる。地球温暖化、コロナ蔓延、世界秩序の悪化。今、人間の未来に暗雲が広がっている。