あと数日で2021年が終わります。この一年を振り返ると、コロナで始まりオリンピックを堪能し、引き籠り生活が続いた一年でした。

私的には、分娩、入院を止めたというのが一番の出来事です。今まで365日24時間張り詰めた時間を過ごしてきたので、止めた時はやはりホッとしました。しかし性格上じっとしていられないので、余った時間をどうしようかと思案しました。少し遠出をしたり、孫達と遊ぶ時間を増やしたりしましたが、何となく間延びしたような時間を過ごしていたような気がします。

 ゴルフ好きな友人は退職後これで毎日ゴルフが出来ると喜んでいましたが、そのうち飽きてしまい、今はたまにしか行かないそうです。山登り好きな友人は、毎日山登りが出来ると喜んでいましたが、日本百名山すべて登ると登る山がなくなり家でじっとしているそうです。音楽好きな友人はこれで色々なコンサートに行けると大喜びでしたが、コロナの影響でコンサートが次々中止になり、家でひっそりCDを聴いているようです。海外旅行が好きで毎年色々な所に行っていた彼は今まで行ったことのない所へ行こうとパンフレットを取り寄せましたが、コロナで海外に行くことも出来ず、家でYoutubeの外国の風景を見ているそうです。酒飲みの友人はこれで毎晩飲みに行けると毎晩ハシゴ酒をしていたそうです。しかし遂に肝臓を悪くして入院しました。本を読むのが好きな同級生は、本屋巡りをして自分の好きな本を買い求め、家で読むのを楽しみにしていました。読みたい本が多過ぎ、毎月の本代が嵩み奥様に怒られしょぼくれていました。

 このように仕事をしている間は、仕事をしなくてよいということは夢みたいに思いますが、実際そうでもないようです。やはり仕事があるということは人間にとって生きがいとなっているということでしょう。というのも仕事があるという事は人の役に立っているという事だからです。

 私も入院、分娩は止めましたが外来は続けています。今まで分娩の入院があると何となく外来診療に集中出来ませんでしたが、今は楽しくてたまりません。医学的な話だけでなく色々世間話をします。この人とはどんな会話をしようかとワクワクします。寡黙だった私がおしゃべりになったので、通院されている方もびっくりしているかもしれません。来年もこのペースでゆっくりとのんびりと仕事と遊びに浸りたいと思います。