年間100位のエッセイを書き、自称「エッセイスト」を勝手に名乗っている私はちょっとした言葉が気になる。

 例えば「商品のお届けは『送料無料』です」というチラシやTVショッピングをよく目にする。「送料が無料?」ということは、クロネコヤマトや佐川急便などが慈善事業でやっているのか?もしそうだったとしたら運送会社は全く儲からなくて倒産してしまう。倒産しないのはその商品を売っている会社から運送料を貰っているからだ。それはつまり回り回って、それを注文した消費者が負担しているのだ。

 TVで最近よく事故の特集がある。車同士がもの凄いスピードでぶつかったり、車が踏切を無理矢理通り過ぎようとして列車と激突したり、飛行機がバランスを崩して墜落したりするシーン等だ。そのシーンの終わりに「これだけの大事故にも関わらず死者は出ませんでした」と必ずナレーションがある。しかし大事故では必ず大怪我をしているはずだ。その為にその後の人生を棒に振ったりする人もいるはずだが、そういうことには決して触れない。

 先日トイレで用を足していたら、男性用便器に「人がいないときにも定期的に水が流れます。」というシールが貼り付けてある。便器に急に水が流れてきてもどうということはないだろう。それを気にする人などきっといないと思う。「ペンキ塗りたて」というような張り紙は必要だと思うが、こういうものに果たして注意書きが必要だろうか。

 グルメ番組が最近流行って色々な店の紹介をしてくれる。見ているだけで

よだれが出そうな程美味しそうである。そうするとレポーターが一口食べるなり「ウーン、超ウマイ」。この前数えたら5回も続けて「超ウマイ」と言っていた。それじゃ食レポにならないだろう。こちらはどのように美味いのか伝えてほしいのだ。美味いのは分かっているのだから・・・。

 このように色々な言葉に異常に反応するのはどうも私だけらしい。家内にそのことを話すと「別に~」と躱され…。でも私は気になるのだ。