宮崎の地鶏は日本でも有名である。宮崎には数えきれない程の鶏料理屋がある。「しもきた」「とらや」などは40年以上前から、宮崎でいうとまさに大御所である。その後も続々とオープンしている。

 新しい店がオープンすると立ち寄ることにしている。不思議なことに鶏料理屋に外れはない。それ位どこの店も美味しい。

 私はまず鶏の刺身を注文する。そしてその後焼き鳥を注文するのである。そして最後は卵かけご飯。最近卵かけご飯が流行っていて、卵も色々な種類があるが、スパーなどで売っている卵ではなく、特別に作られている卵ばかりである。卵かけご飯の値段はだいたい300円~400円である。

 この前「むげん」という店を見つけた。毎日散歩で前を通っているのであるが、何となく敷居が高そうな店に見える。というのも店の入口には『宮崎で「黒岩土鶏」が食べられるのは当店しかありません』という張り紙がしてある。きっと鶏の高級店なのだろう。そういう訳で前を100回位通ったのであるが入る勇気がなかった。しかし思い切って入ってみた。

 まず炙りの鳥刺。これは旨かった。値段も1500円位でそんなに高いものではない。締めにいつものように卵かけご飯を頼んだ。「20分位かかりますよ」と言われた。えっ、卵かけご飯だけで20分も?しかし頼んだものは仕方ない。じっと待つこと20分。

 普通の卵と思っていたら、あらまぁキンカンみたいな卵である。こんな卵かけご飯は初めて見た。これは鶏のお腹の中で殻付きの卵になる前のタマゴである。こんな卵かけご飯には初めて出会った。

 箸で黄身を潰そうとするが、表面が硬くツルツルして中々割れない。苦労して潰して、それをご飯の上にかけた。食べてみると物凄く美味しい。卵もそうなのであるが、釜で炊いたお米。これがメチャクチャ旨い。この釜で米を炊くのに20分もかけていたのだ。これで600円は安いと思った。

まぁ色々と変わりモノを食べている私であるが、久しぶりに感動した卵であった。