新型コロナウィルスの影響で世の中凄いことになっている。

 政府から“密集、密接、密閉”の三密を避けるように指導があり、外出もままならない。飲食店の多くは店を閉め、日本でも有数の宮崎歓楽街ニシタチも歩いている人よりもノラネコの数の方が多い位である。

 まさかこんな風になるとは誰も予想はしなかったので、皆パニックである。外に出るのが好きな私にとってショックな出来事である。家でジッとしていなさいと言われても、中々そうは出来ない性格なのだ。

 ちょっと位外出しても良いだろうと家族に相談すると「何言っているの!もし新型コロナにかかってみなさい。それみたことかと皆に叩かれるわよ。それでなくてもあなたは目立つんだから…」。ということで殆ど外へ出なかった。しかしそれでは運動不足になるということで、ウォーキング位は良いだろうとウォーキングをすることにした。

 コースは県庁前の楠並木の歩道である。片道500m位で、往復1km位で良い運動になる。今の季節、本当に緑が綺麗で、楠並木の枝が見事に絡み合うように道路の上を覆っている。日差しを避けるのに調度良いし、自宅から300m位の所なので近くで良い。

 その時「今からの日本はどうなるのだろう?」と暗い気持ちで歩いている自分に気付いた。そういったってどうしようもない。先日のTVで「上を向いて歩こう」を皆で歌っていた。色々な災害が起こった時に皆でよく歌う定番である。歌を歌いながら歩くのは恥ずかしいので、その代わり上を向いて歩くことにした。

 すると楠の枝の中に何か鮮やかなモノを見つけた。何だろうと近付くとカラフルな花である。よく見ると木の枝に花が植え付けられているように見えた。さらに観察してみると蘭みたいな花をつけている。それも白ありピンクあり、黄色あり実にカラフルである。それは“デンドロビウム”という蘭の一種だという。実に優雅な贅沢な気持ちにさせる花である。

 今までは全く気が付かなかったが、上を向いて歩いたお陰でそれを見つけることが出来た。是非とも県庁前の楠の下を歩いた時は見上げて見ていただきたい。暗い気持ちがパッと明るくなります。