今年も当クリニック内にあるツバキの木が綺麗な花を沢山咲かせている。その数全部で11本あり、そのうちの5本が八重椿、残りの6本が一重椿である。この椿達は父が植えたものである。

 年が明けると次々に花を咲かせ、私の目を楽しませる。私が生まれた時には何本かあったので、樹齢は70年以上にはなるのではないかと思う。中には幹回りが1mを超えるものもある。それは大地にしっかりと根を張り、まるでこのあたりの主としてそびえ立っている。

 一重椿は日本的な椿で、1つずつ実を付け可憐な佇まいだが、一方八重椿は洋風で堂々とした風格でまとめて咲く。1つの木に1シーズンで1000位は花をつけるのではないかと思う。それを毎日花だけ摘み取る。そして院内に飾るのだ。

 それを入口やピアノの上に円形の水の入った鉢に浮かべる。入口のエントランスにはタイルの上に椿を並べる。花はすぐに枯れるので、毎日替えなくてはならない。それを毎日私がするのだが、椿の木が大きいので私の手が届く所ばかりではなく届かない所にもあるので、その為に脚立を購入した。木目調で洒落ている。脚立の上の方は手で握るところが付いていて、バランスの悪い私でも安全に椿の花を摘み取ることが出来るのだ。 

 もの凄い数の花が咲き、もの凄い数の花が落ちる。その為にその清掃も大変である。道路沿いの所は椿が車のタイヤで潰され、道路に張り付くので片付けるのも大変である。

 椿達は今年も4月初めまで咲き続けるだろう。それが終わると宮崎は初夏を迎える。そして又年末から私達の目を楽しませてくれるのだ。

 父の植えた椿達ありがとう。又来年も綺麗な花を咲かせて下さい。お願いします。