田中達也さんの『MINIATURE LIFE展』が開催されていたので観に行った。田中さんは熊本出身、鹿児島在住の写真家で8年前からミニチュアを写した写真を始めた。それは鉄道模型に使用されているドイツ製のジオラマ人形という1.5cm位の人形をアップで写したものだ。

 ただそれを写しただけではなく、日常茶飯事に使うもの。例えばブロッコリーを大きな木に見立てたもの。古ぼけた畳を田んぼに見立てた写真や、木製の洗濯バサミをプールの飛び込み台に見立てたものなど、ついニヤリとする作品ばかりなのである。

 それを写真にするのを日課にしていて、それをインスタグラムに発表している。今や240万人を超えるフォロワーがいて、SNSだけに世界中に彼のファンがいる。彼のモットーは「真面目にバカバカしいことをするのが大事」ということで、何か私のポリシーとよく似ているような気がする。

 その作品を観てからは、彼と同じような発想でモノを見る習慣がついた。例えばブルーのタオルを凸凹に折ってそこにサーファーの人形を乗せる。目玉焼きの真ん中に裸の人形を入れ、温泉に入っているように見せるなどなど。

 発想は良いのだが、なにせ人形がない。人形さえあれば、第2の田中達也さんになれるのに…と地団駄を踏んでいる私である。ちなみに彼は2万体のジオラマ人形を持っているそうである。