毎年、夏に医家芸術展が開かれる。今年でもう20回目になる。県内在住の医師とその家族などが書道、絵画、写真部門に分かれ、自慢の作品を発表するのだ。開催場所は何と宮崎県立美術館2階県民ギャラリーである。

 私は毎年絵画と写真の部門に出展する、写真は毎年生まれたばかりの赤ちゃんの顔写真を100枚以上パネルに貼り出展する。一方絵はその年によって作風が異なる。作品に一つのパターンがないのだ。だからいつも直前までどんな作品を作るのか頭を悩ます。

 今年もそうだった。他の作者のように1年かけて丹精込めた作品ではない。まるで子供の絵みたいな天真爛漫な絵なのである。恥ずかしいという気持ちの方が強い。それでも毎年出品している以上はさぼれない。まるで子供の夏休みの宿題と同じように、直前までバタバタとしているのである。

 今年はまず90cm四方の板(500円位)をホームセンターで買い求め、それにポスターカラーで色を塗るというものだ。あまりお金をかけられないので、一作品の予算は1000円程度である。だから他の人のように豪華な額に入っている絵とは違い、実にプアな作品である。それでも「継続とは力なり」である。何とか20回頑張る事が出来た。

 因みに3年前の作品は、“みやざきエッセイスト・クラブ”『夢のカケラ』という本の表紙を飾った。本の表紙としては中々のものではないかと自画自賛している。

 モノ作りをするということは、クリエイティブな気持ちを持つということで、人の脳を刺激して老化予防にもなる。だから画家というのは実に長生きの人が多い。描いても、描いても満足することが出来ず、又明日それ以上のものを描いてみたいという欲望が沸き起こるからだろう。

 つまり絵を描くというのは、常に明日の事を考えていくということに繋がっているに違いない。だからいつまでも長生き出来るのだろう。それを私も見習いたいと思う。

 是非とも医家芸術展においで下さい。

日時:令和1年9月4日(水)~8日(日) 午前10時~午後6時  ※ 8日(日)は午後3時まで

場所: 宮崎県立美術館 2階県民ギャラリー

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