後奈良院御撰何曽という中世のナゾナゾ集に「上を見れば下にあり、下を見れば上にあるものは何?」というのがあるそうだ。一体何だろうと色々考えてみた。

 解答その1、『成績』。上を見ると自分の成績は下にあり、下を見ると自分の成績は上にある。偏差値がまさにそれなり。

 解答その2、『水平線』。海辺で空を見上げると水平線は下にあり、頭を下げると上にある。地球は丸いから自分より水平線が上にあるのか下にあるのか分からない。

 解答その3、『年齢』。長寿と思っていても、自分より上にはまだまだ沢山の老人がいる。しかし自分の下にももっと沢山の人がいる。

 さて正解は「一」だそうだ。なるほど上という字を見ると「一」という文字は下にある。下という字を見ると「一」という文字は上にある。

 うまく考えたものだ。しかし色々上とか下とか上下関係ということを考えさせるナゾナゾだ。中世の時代から人間は上下関係で悩んでいたのに違いない。それは今でも変わらないものらしい。