先日、綾で雛山まつりをしているというので出掛けた。街中にピンク色の幟の旗が立っていて『綾 雛山まつり』と書いてある。至る所にお雛様が飾ってあり、街中がお雛様という感じである。

 綾の中心地に“綾手づくりほんものセンター”がある。ここは綾周辺で採れる野菜、果物、肉、食料品などを販売している所で、年中採れたてのものが並んでいる。

 その一角に野菜のコーナーがある。そこを通りかかると「B級品」と書いた袋の中に野菜が入っている。よく見ると、規格品の大きさと違うので普通だと捨てるのであるが、味は同じ。もったいないということで安く売られているのだ。

 その中に青首大根、紅化粧、紅甘味大根、の3つ入った袋を見つけた。何れも形、大きさが全く規格とは異なっていて、確かに商品にはならないだろう。しかしそれを見ていると何とユーモラスな野菜達だろうと思い買うことにした。3つ入ってたったの130円。何と安いのだろう。

 考えてみれば、私は人が驚くことを平気でしてきた。例えば北海道を50ccのスーパーカブでテントを担いで1ヵ月旅をし、友人と車で旅をしていた時は、海岸に布団を敷いて夜空を見ながら将来を考えた。学生時代は休みになると沖縄の離島で過ごしたり、普通に考えればやはり規格外なことばかりしていたのだ。

 だからこういうものに何となく親しみを持つのは、やはり私自身が規格外な人間だからなのかもしれない。それにしても何ともユーモラスな野菜だこと…。