2月3日は節分だった。日本中至る所で豆まきをされたことだろう。

 しかし最近の豆まきも変わってきている。例えば普通は鬼の面を被って豆まきするのだが、幼稚園などでは突然の鬼の登場に園児が驚き泣いたり逃げ惑ったり、保育士さんに抱きついたりする。それは幼児虐待になるのではないかということで、鬼のいない豆まきをしたりする所もあるという。あるいは豆はピーナッツアレルギーの子どもが食べるとショックになるかもしれない。そこで豆の代わりにある園では新聞紙を小さく丸め、ピーナッツ代わりに投げている様子を見て「世の中変わったものだ」とつくづく思った。

 近くに立正寺というお寺があり、そこは荒行というのをやることで有名である。冷水をかぶり、無病息災を願うというものだ。その様子をTVで見ていたら家内がインタビューされていた。行った目的はお参りに行くのでなく、豆まきを楽しみにしていくのである。

 そのお寺では「福は内」を何回も繰り返すのだ。やはり「鬼は外」というのがイジメと受け取られてそうなっているのだろうか。調べてみると一般的な「鬼は外、福は内」の他に「福は内、鬼も内」「福は外、鬼は内」と言う所もあるそうで、やはり日本は広い。

 さてその豆まきの特徴は、小さな子ども達に豆と一緒にお菓子を沢山投げてくれるのである。その為に孫も楽しみにしていて、一生懸命に境内に投げられたお菓子を拾っていた。それが終わると、近くにいた大人達も自分達が拾ったお菓子を子ども達に分けてくれるので、孫は大喜びだった。

 TVで見ると、色々な場所で芸能人が豆まきをやっていた。何気ない風景であるが、いつまでもこういう風な日本の風習が続くと良いなと思う。そしてこの日を境にして立春。日本のこの四季を感じる心粋はいつまでも残しておきたい。