日本在住の112歳の女性がインタビューを受けていた。インタビュアーが「明治、大正、昭和、平成と生き続けられてきて、5月の元号改正が来ると5つの元号を生きてこられた訳ですが、一番大切にしているものは何ですか?」すると開口一番「それは『命』に決まっているじゃないですか」と答えられた。確かにそうだ。命を大切にされてきたからこそ112歳まで生きてこられたのだ。

 当院のスタッフに「あなた達は昭和、平成と今度の元号の3つを生きられるから良いね」と言ったら、「あら、その次の元号まではまだ生きていますよ。」と言い返された。考えてみればそうだ。まだその時は生きているに違いない。

 しかし私の場合、その時はとっくに100歳を超え、その可能性は低い。そう考えると、5つの元号を生き抜くというのは凄いことなのだ。

 長生きするだけが良いことではない。健康寿命と言われるように、いつまでも日常生活が出来、元気よく暮らせるというのが大切なのだ。

 因みに父は明治、大正、昭和。母は明治、大正、昭和、平成を生き抜いた。そう考えるとまさに今や本当に『明治は遠くなりにけり』になった。