みやざきエッセイストクラブのエッセイ集「魔術師の涙」が発刊された。24人のメンバーが原稿用紙10枚4000文字の作品を載せるのである。毎年発刊されていて、今回が23冊目となる。メンバーは多岐にわたる。1人1人が個性が強く、自分のアイデンティティを持った人ばかりである。20代から90代まで年齢も幅広い。女性も7人いてみんな光輝いている。

 さてエッセイ集を1人で出すのは大変なことである。私も15冊エッセイ集を出したが、中々売れるものではない。売れ残った本が足の踏み場もない位我が家に積んであり、家内なんかは「邪魔だわ。どうにかしてよ!」とご機嫌ななめである。その点共著ではあるが、自分のエッセイが載っている本があるというのは気持ちが良いものだ。しかし私自身のエッセイ集15冊と、みやざきエッセイストクラブの本23冊を合わせると38冊にもなる。県内ではおそらく一番本を出しているのではないだろうか。

 よく「ネタに困りませんか」と尋ねられる。しかしほとんどの場合ネタに困る事はない。というのもネタ帳が至る所に置いてあり、ネタが見つかるとそれをメモする。ネタが決まると書きたい大まかな内容を大学ノートに思いのままに書きなぐる。書く時間はだいたい30分位。とにかく一気に書く。次の日それにもう一度目を通し、流れが悪い個所や意味の分かりにくい所は修正する。

 完成したらそれをスタッフにパソコンで打ってもらう。書き殴ったノートはもの凄く汚い字なので、それを読んで理解して打つのも大変なのだが、最近ではどんな読みにくい汚い字でも読めるらしく、きちんと打ってくれる。ありがたいことだ。 エッセイを書くのは楽しいが、エネルギーが要る。ネタ探しに始まり、それを文章にする。だがその「何でも見てやろう、何でも知りたい」という好奇心が自分の心を若く保っている一つの要因である。

 みやざきエッセイストクラブの「魔術師の涙」はお近くの書店で販売中。

1冊1200円+税です。是非お買い求めください。