色々な所でコスモスが咲いています。先日生駒高原に行ったら、とても綺麗でした。コスモスには苦い思い出があります。家内が40歳になった時、節目の年だと思い、思い切って赤いバラを40本贈りました。大喜びをしてくれると思っていると「あなたこのバラいくらしたの?うちは子どもが5人もいるのよ。子ども服だったらそのお金で何着買えると思うの。しかも貰うならバラよりもコスモスが良いの!」凄い剣幕です。

 まぁ確かに私がまるで映画に出てくる二枚目スターみたいにキザなことをしたことが間違いでした。”ハンフリー・ボガート”みたいに、帽子を小粋に被り、無造作に首にマフラーを巻いた渋い男だったら飛び上がって喜ぶでしょう。でもこんな私みたいな三枚目の男ではね…。

 次の年、誕生日はコスモスを贈ることにしました。去年のリベンジです。好きな花はコスモス、今年こそは挽回できる、そう思いました。家内の誕生日は9月2日。その時期はまだコスモスが咲いていない時期。色々な花屋に電話しまくりましたが、何処も扱っていませんでした。しかし何とか手に入れプレゼントしました。すると「私の好きなコスモスはこんなハウスで育てたコスモスではないの。何気なく野原に咲いているのが好きなの。こんな人工的なのは嫌いだわ。」

とほほほ~。

 女心と秋の空と言いますよね。今度花をプレゼントする時は又何と言われるか分かりません。そこでコスモスをプレゼントするのは諦めました。

 コスモスという花は不思議な花です。山口百恵さんの名曲“コスモス”にもこういう歌詞があります。『薄紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜まりに揺れている こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさがしみてくる』まさにその通りです。

 誕生日にコスモスをプレゼントするのは止めます。その代り毎年生駒高原に行ってコスモスを楽しみましょう。それが一番のプレゼントになりそうですから…。