「星空がとっても綺麗だったよ。」北海道に嫁いだ次女からのメール。地震で停電になり不安な一夜を過ごした時ふと夜空を見上げたら、今まで見たことのない星空が広がっていたという。

 娘はパン屋をオープンさせ、主人と二人三脚で頑張っている。地震当日その日に仕込んだパンは捨てるのはもったいないので、周りの方に無料で提供したらしい。どこのお店にも食べ物がないので、来られた方は大喜びしてくれたという。

 北海道のニセコに嫁いで8年。のんびりした性格だった娘も、北海道の大地にもまれ、随分逞しくなってきた。

 メールによると、まだまだ節電など不便な生活をしているらしい。又、パンの原料となる牛乳が製造停止などに追い込まれたということで、作る量も制限されているという。 

 それにしてもお世話になっている周りの方に、ほんの少し恩返しが出来て、そういう娘を誇りに思う。これからも地元に愛されるパン屋として頑張ってほしい。遠く離れている父親からの願いだ。

 P.S その後又メールが来た。それによると2日停電が続いたが、今は完全復旧しているという。パンの方も今まで通り焼いているらしい。この地震にも関わらず、9月16日に“ニセコマラソンフェスティバル”が開催された。多くの人が訪れ、パンはいつもの何倍も焼かなくてはならなくてヘトヘトになったという。これからも色々なことがあることだろう。その度に強くなっていくはずだ。人は常にチャレンジする気持ちが大切だ。