今朝来た新聞の中にチラシが入っていました。近くのスーパーのチラシで、そこにはカラフルな食品が沢山印刷されてあり、その下に値段が書いてあります。肉、魚、果物、野菜、インスタント食品どれも美味しそうな食べ物ばかりです。

 ふとそのチラシの端を見ると“お客さまありがとうございます”と書いてあり、金子みすずの『梨の芯』という詩が載っていました。次のような文章です。

 「梨の芯」

梨の芯は捨てるもの、だから

芯まで食べる子、けちんぼよ。

   梨の芯は捨てるもの、だけど

   そこらへほうる子、ずるい子よ。

梨の芯はすてるもの、だから

芥箱へ入れる子、お利巧よ。

   そこらへすてた梨の芯、

   蟻がやんひら、ひいてゆく。

「ずるい子ちゃん、ありがとよ。」

芥箱へ入れた梨の芯、

芥取り爺さん、取りに来て、

だまってごろごろひいてゆく。

 確かに梨の芯まで食べる人は少ないでしょう。ケチな私はほんのちょっぴり梨の芯をしゃぶりますが、最後はゴミ箱にポイです。その他の食べ物、例えばリンゴの皮、大根の端っこ、イチゴのへた、スイカの皮、魚の骨、フライドチキンの骨、それはすべて屑箱に入れられ、そしてごみ焼却場に行き燃やされます。

 百年以上も前にはそういうものは土の中に埋められ、肥料としては活用されたのですが、今は膨大な燃料を使い、それを燃やし捨てる。そう考えると決して地球にやさしい方法ではありません。

 そういうことの積み重ねが地球を壊し、環境破壊に繋がっているのです。ゴミを捨てるシステムとしては仕方ないことでしょうが、なるべくゴミの量を減らすことが大切ではないでしょうか。相次ぎ起こる異常気象を、指をくわえて見ているだけではなく、もっと真剣に考える時が来ている気がします。その意味ではこのチラシにはとても感動しました。そしてこの店で買物をしたくなりました。 因みに、このスーパーの名は『マルイチ』です。