チラシを見ていたらあることに気付いた。殆どが値段の下一桁が9が付いた値段になっていることだ。

 例えば歯ブラシ129円、花火89円、コーラ(1.5L)149円、ボトルコーヒー89円、お茶(2L)119円、炭酸79円、クリーナー459円。

 その中でも下二桁が99になるものも多い。ウエットシート99円、ガラスクリナー299円、整腸剤999円、割り箸99円、制汗スプレー399円、トイレクリーナー99円、梨パック599円、ローソク399円、みりん299円。

 他のレストランのチラシメニューもすべて99がつく。大根おろしハンバーグ999円。ラッキーセット499円、チキンステーキ899円、ビール(ジョッキ)399円、カットステーキ899円などだ。あと1円足せば00円になる。そうすると高く感じるという人間の心理をついたものだ。

 確かに999円と書いてあると1000円と書いてあるのは、たった1円の差だが何か得した気がする。

 さて新型コロナ騒ぎで外に出る機会も減り、いわゆるコロナ太りになってしまった。今までは体重89.9kgだったのが、今日は90.0kgになっている。何回計りなおしても90.0kg。それを覗き見をした家内がすかさず「あら、90kgもあるの」とのたまう。昨日まで89kg台だったのになぁと言い訳するが時既に遅し。家族に「お父さん90kgもあるよ。食べ過ぎじゃないの?」と言いまくる。「いや昨日まで89kg台だったんだけどなぁ」と言い訳しても通用しない。90kgというのは紛れもない事実だからだ。

 最近気になることがある。それはコロナ患者の年齢である。年齢別が必ずTVの画面に表示される。何歳の人がコロナにかかったかというグラフである。それは10歳ごとに区分されている。10歳一括りになっているのだ。私は去年の今頃は69歳。60代に区分されているのに、それが10月になり古稀を迎えた瞬間70代に突入したのだ。それは紛れもない事実である。79歳でも70歳でも同じ70代なのだ。このように9と0はほんの少しの差であるが受け止める気持ちが違う。いわゆる数のマジックに騙されている。9と0よく考えて生きていかなくてはいけないとつくづく思う。