スーパーで買物をして一番困ること。それは買ったものを袋詰めにする時だ。週に1~2回スーパーに出かけるのだが、いつもカゴ一杯の量になる。会計を済ませ出口の台の上でそれを袋に詰める。隣の人を見ているとスイスイと上手く中に入れ、サッサと店外に出ていく。ところが私の場合、何から詰めたら良いのか分からず、まず缶、瓶、牛乳、ヨーグルトは袋の下の方に詰め、それから他の買ったものを詰めていく。しかしその袋を持って帰る途中に、中でメチャクチャになっていることがある。例えば卵が無残にも割れ、お寿司が上下逆になりご飯の方が上にある。イチゴは潰れてしまい、ペチャンコになっているものもある。

 そこで最近はレジ袋有料に伴い、出口に不用になった段ボールが置いてあり、自由にそれに入れて持ちかえることが出来る。そうするとそういうこともなく一安心である。但しこれには欠点がある。その段ボールをゴミの日に出さなくてはならないことだ。その時は1箱だけなのだが、月にすると4、5箱の段ボールが玄関入口に折り畳んで立て掛けてある。私は何とも思わないのだが、家内は邪魔らしく機嫌が悪い。私にとっては袋代5円も倹約出来るし、プラスチックゴミを出さないので地球に優しいと思っているのだが…。

 しかし家内はその箱を見る度に「買ってくる時はマイバッグ!あなたこの前自分で買ったじゃない。あれを使えば…」。確かに先日プラゴミ問題をTV放映していた時「マイバッグを持って買物に行きましょう」と司会者が提案していた。レジ袋が有料になり確かにマイバッグの人が増えた。スーパーで見ていると来客の半数以上の人がマイバッグを持ってきている。一昔前までは考えられない光景だ。しかしわざわざマイバッグを持ち買物に行くもの嵩張るので男の私にとっては面倒くさい。

 そこで使い古しのスーパーのレジ袋を小さく折りたたみ、ポケットに2,3個入れておく。そうすると邪魔にならないし、急な買い物の時でも対応が出来る。但し、それを持って帰る際は、その袋に他店の名前が書いてあり、気の弱い私はそれを気にしながら駐車場へ向かう。

 そんなこんなで何となくモヤモヤした気持ちでいた。すると先日スーパーに行ったらピンクの大きなカゴが売っていた。入口に置いてあるカゴよりほんの少し大きく、『マイバスケット・ピンク』と書いてあり362円である。こんな所で何故カゴを売っているのだろう。首を傾げながら店員に尋ねると、入口でいつものカゴを手に取ったらその下にピンクのバスケットを重ねる。そのままいつも通り買物をし、レジで精算する。その時に入口のカゴからこのピンクのカゴに移しかえてくれるのだ。これは良いと買い求めた。

 相手はプロ。見ていると缶ビール、牛乳、ヨーグルト、ジュース類などを詰めた後からその上に卵、握り寿司のパック、野菜を手慣れた手つきでマイバスケットに詰めてくれる。会計を済ませばそのままマイバスケットで車に行ける。わざわざ詰め替える必要がない。しかもレジ袋もいらないのでプラゴミ問題も起らない。言いことずくめである。まぁ唯一の欠点はカゴが大きめであることくらい。しかしそのお陰で安心して沢山品物を入れることが出来る。店の方としても沢山買って頂いて売り上げもアップするし、場所をとる袋詰めの台を狭くして、そこに又別の商品が置けるというメリットだらけのシステムだ。

 私のような高齢男性にとって、会計が終われば、そのカゴを持ちそのまま車に乗せ帰ることが出来るというのが最大のメリットだ。但し今まで自転車でよく買物に行っていたのだが、それは出来ないということが欠点である。それはカゴが自転車に乗せるには大き過ぎる為である。但し殆どの人がマイカーで買物に来るので、凄く良い方法だと思う。是非とも一度お試しあれ!