先日テレビを観ていたら、全国の美味しい寿司屋巡りというのをやっていた。全国の有名寿司を女性タレントが食べに行くという番組である。
出される寿司はいかにも美味そうで生つばが出そうになる。一度で良いからこんな高級な店に入って腹一杯寿司を食べてみたい。そう思いながらテレビを食い入るように見たその瞬間、そのタレントの爪の長いことに気が付いた。ゆうに1cm位はありそうだ。服に合わせて真黒なマニキュアをしている。寿司よりもその爪の方が気になり始めた。一通り食べ終わったら、今度は主人と一緒に寿司を握ってみるという。見ていると見様見真似で寿司を握り皿に置いた。わ~こんなの食べられないよ。だってあの爪の間に何が詰まっているか分からない。しかもいかにもまずそ~。
そういえば先日やはり他のテレビ番組で女性タレントが熱帯魚に餌をあげるシーンをやっていた。水槽に手を入れて餌をあげるのだが、熱帯魚は餌には目もくれず女性タレントの指をつついている。よく見ると爪の長いことに気付いた。どうやら熱帯魚にとっては餌より爪の隙間に入っているものが気に入ったらしい。タレントは「ワー、魚さんが私の爪を突っついている」と言っていたが、明らかに爪の間を魚の口は盛んに突いていた。
いかに美人のタレントでも、グラマーな女性でも爪を伸ばした人はどうも苦手だ。見た目はキレイに見えるかもしれないけど、爪の間にO157などのばい菌がウジャウジャしているような気がしてならない。ましてあんな人と結婚して喧嘩などしたら引っ掻かれて全身血まみれになるのは目に見えている。
テレビのCMでも「これで安心除菌効果はばっちり」なんて言っている女性タレントの爪を見るとこれも伸びている。「あなたの手本当に大丈夫ですか?」とお尋ねしたくなるような指先だ。
最近はネイル専門の美容室が大人気だ。ネイルにマニキュアだけでなくシールを貼り、金銀粉をふりかけるのだそうだ。それはそれで別にファションだから構わないが、そんなものに何千円もかける女性心理がどうも男性の私には理解しかねる。
黒いマニキュアで握った寿司が今日は夢に出てきそうだ。そんな寿司食べたくない!