先日、テレビ「笑点」の大喜利のコーナーで、『孫』をテーマにかけあいをやっていました。
出演の落語家が「最近孫と○○をしましてね」と言うと歌丸が「それは大変でしたね」と言うかけあいである。
例えば、「最近、孫に毎晩絵本を読んであげるんですよ」
「それは大変ですね」「それでね、孫より早く眠くなって、孫に叱られるんですよ」。
「最近、孫と毎晩お風呂に入らされるんですよ」「そりゃ大変ですね」
「だからついでに嫁も一緒に入らない?と尋ねたら、殴られました」。
「最近、孫が高い高いしてとねだるんですよ」「そりゃ大変ですね」
「私、背が低いもんですから、孫が高い高いしても高くないとぐずるんですよ」。
「最近、生まれたばかりの孫のオムツを替えてあげないといけないんですよ」
「そりゃ大変ですね」「嫁が、次はおじいちゃんの番ですね。と言うんですよ」。
「最近、孫にパソコンを教えているんですよ」「そりゃ大変ですね」
「最近は孫の方が上達して来て私、マゴマゴしてます」。
誰でも、まあ孫が出来ると人生が少し変わるものです。
一つは命のバトンタッチが出来たという安堵感。それに自分が子供を育てる時の様な責任感がない分、
気楽に孫の面倒を楽しめるという事です。
自分の子供も小さい時は可愛いものですが、孫はもっと可愛い。
だからおじいちゃん、おばあちゃんの目じりは下がりっぱなしです。
60代になった団塊の世代がそういう時期に来ています。
同窓会の時、ケイタイの待受け画面の孫の見せ合いになります。
それを見せる時の嬉しそうな顔。私もご多分に漏れず、二人の孫が待受け画面になっていて、
電話を掛ける時やメールをする時、その画面をまず見て、ニヤリとします。
やはり孫が心の拠り所になっているのです。
最近「孫の力」という雑誌が隔月毎に出版されてます。
孫とおじいちゃん、おばあちゃんがどんな良い関係を結べるかという本です。
木楽舎という出版社から出ていて定価は1000円。売れてるというので早速購入しました。
160ページもあるB5版の分厚い雑誌です。巻頭言にはこう書いてあります。
『孫が同時代を生きる「未来」であると気付くことで、祖父母自身のみならず、
家族や日本の未来を明るくとらえることができ、ひいては孫世代に託す未来をできるだけ
「佳きもの」にしようとする意欲も湧くはず。
今や私たち日本人は、数々の困難に対してどう立ち向かうのかを問われ続ける立場になりました。
そういう時代にあって、祖父母世代に何ができるのか?これは一つの考えどころです。
しかし、まずはシニア世代が率先して明るく、いきいきと生活を楽しむことと、
未来を担う世代をスマートにサポートし、彼らが生きていくための道標となることが肝心なのは間違いないでしょう。
人生経験や知識といった“蓄え”は、使ってこそ価値があるのですから。
孫世代が誇れるグランマやグランパであり続けましょう。
今回の特集は【秘密の夏休み計画】とあり「この夏、孫と一緒に山デビュー」。
その他にも汽車の旅と続きます。一番面白いのは「グランマグランパ」という孫と一緒に写真を撮るコーナーです。
おじいちゃんがアロハシャツを着てはしゃいでる姿を見てると、ほのぼのした気持ちになります。
その他にも、アンチエイジングのページ、美と健康のコーナー、お年寄り向け料理コーナーまであります。
まさしく孫を持つおじいちゃん、おばあちゃん向けの本です。これは本当に目からウロコの本です。
一度手に取って読んでみて下さい。必ず欲しくなりますから・・・。
それにしても孫って可愛い。たどたどしい字で「おじいちゃん 大好き」なんていうラブレターを貰うと、
もうそれだけで「私の財産全部上げる」と舞い上がってしまいます。
本当に孫は可愛いものです。