朝起きてまずする事。それはテレビをつけ、今日の天気予報を見る事である。
時報10分前位からやっているので、その時間になるとスイッチを入れる。ところが、
いつもそのタイミングでやっているとは限らない。
たまたま途中だったり、終わっていたりすることもある。
そこで居間に行き、ケーブルテレビの53チャンネルに合わせる。
このチャンネルは一日中宮崎の天気予報をやっている。
その日の天気は宮崎、清武、国富の3つのエリアに分かれ、3時間ごとの天気予報である。
近い地域なのに全く天気が異なる事も珍しくない。各々天気、降水確率、最高気温などが表示される。
その他にも洗濯指数、カサ指数、紫外線情報、海釣り、マリン情報、ゴルフ場の天気、各地飛行場の
天気なども教えてくれるので便利だ。
それとこのチャンネルは、一日中BGMが私の大好きなボサノヴァなので、
それを聴きながらエッセイを書いたりしている。
何故そんなに天気予報を気にするか。まず出掛ける時のカサである。
雨の予報だったらカサを持参するのは当たり前だ。その日朝は晴れで、
午後から雨の時は出掛けるのは朝のうちにして、お昼過ぎには帰って来る。
気温も予想されるので、今日はこんな格好だったら大丈夫と判断出来る。
その他にも、その日の外来に来られる人の時間予想も出来る。
大雨の時はさすがに来る人は少ない。その代り次の日晴れたりすると、前の日に来られなかった人が沢山来る。
あるいは何日も雨が続き、次の日が日本晴れだと外来はほとんど来ない。多分洗濯日和なのだろう。
寒い日も同じで少ないが、次の日が暖かいとやはり外来が多い。
天気予報は多くはテレビなどで見るのが普通だが、最近ではお天気ビジネスというのが大流行である。
私達がまず頭に浮かぶのが、宇宙から大気の状態を監視する気象衛星である。例えば『アメダス』。
定期的に送られる雲などの情報を分析して天気を予報する方法である。
ところが今流行っているのは、本当にピンポイントで天気を予想出来る有料サイトのものだ。
その方法とは、日本全国に3~4万人の人達が天気を知らせてくれる人がいて、
2~3時間ごとにその地方の天気の状態をケイタイでその会社にメールする。
例えば雨の降り方はザーザー、パラパラ、濡れる程度、空模様はカンカン照り、晴れ曇、曇り、晴暗いなどに分けられている。
それを2~3時間おきにメールで会社に送ればOKである。
そういう情報を集め予想するなんて考えた事もなかった。まさに目からウロコというのはこのことである。
昨年8月花火大会があった。朝起きたら曇りでこれだったら予定通り行なわれるだろうとビールを100本、
焼肉用の肉を10kg用意し、椅子やテーブルも屋上に準備していた。
すると2時頃、中止とテレビで言っていたという情報が入った。そんなはずはない。
全く今雨は降っていないので、中止になる事はあり得ない。何かの間違いではないかと思った。
すると5時位から辺りが急に暗くなり、6時位からはどしゃ降り、バケツの水をひっくり返すというのは
まさにこの事を言うのだとその時思った。もし屋上でバーベキュー大会を行なっていたら、
全員びしょ濡れで、しかも焼肉も焼けなくて散々になっていた事だろう。
これもこの情報からきっと得たのだろう。やはり天気予報をよく確認する事というのは必要だとその時痛感した。