今食事は、クリニックの給食を検食という名目で頂いている。それもとても美味しい味に仕上がっている。色々な工夫をして美味しく頂けるようにいつも努力してくれているのだ。
配膳する際、例えばサラダにかけるドレッシングやマヨネーズ、ケチャプソース類は好きな量だけかけて頂けるように、小さなピッチャーに入れて出すようにしている。最初からかけて出てくるのはあまり美味しいとは思わないからだ。
夕食の一品は、片手で持つとずっしりとくる重さのお味噌汁にしている。それは具沢山のお味噌汁にしているのである。野菜、豆腐、キノコ類、海藻類などがその中には沢山入っている。お味噌汁の良さは実証されている。古来から日本人の生活の中にはお味噌汁という文化が根付いている。その為に日本人は長寿世界一になれたのだ。それを是非とも家に帰って実践してもらおうと毎晩作ってもらっているのだ。肉、魚、野菜、果物、干物などは全て専門店から取り寄せている。つまり旬の食べ物を毎日給食として出しているのだ。
さて先日コンビニに行ったら冷汁を売っていた。ご飯は別売りであるが、それを買えば冷汁が楽しめるというものだ。今の暑い時期に冷や汁というものは上手く出来ている。元々は繁忙期に農民が素早く食べられるように作られたものである。県外の人に宮崎名物として見せると「何これ?ネコマンマじゃないの!」と驚かれる。それは明らかに(こんなもの宮崎に人達は食べているの?貧しい県民ね。もっと良いモノを食べれば良いのに…)という顔をするのだ。
しかし食べてみると「意外にイケるわね~、夏にはぴったりかもしれない」と帰る際にお土産屋さんなどで買い求められる。最近は“冷汁の素”なんていうものも販売されている。これに一手間かければ、本当にあっと言う間に美味しい冷汁が日本全国何処ででも食べられる。
さてそのコンビニで買ったのを試食しようとテーブルの上に置いておいた。すると家内が「これ今日の検食よ」と検食を持ってきた。見るとそれは何と冷や汁だった。今年一番の暑さだったので気を利かせてくれたらしい。ちょっとタイミングが悪かったなぁと思ったが、食べ比べをしてみることにした。まずコンビニの冷や汁。まぁ冷や汁の味はする。思っていたよりは美味い。まぁ70点というところだろうか?その後給食の冷や汁を食べてみた。やはりコンビニのものより断然美味い。しかしもし冷や汁が食べたくなったら、このコンビニのでも充分だ。今後どうしても冷や汁が食べたくなったら、(どういう訳か暑い日突然食べたくなることがある)これを買い求めよう。そう決めた。
それにしても同じ日に冷汁を2杯も食べるとは思わなかった。