毎朝、愛犬『ロキ』と1時間位散歩するので、足腰は年齢の割に丈夫だと思っていた。
ところが堤防から降りる際、階段をスムーズに駆け降りる事が出来ない。
普通の階段より段差があり、その高さが25㎝位あるせいかもしれないが、
ヨロヨロしながら降りなくてはならない。
上る時も一歩一歩20段位の階段を踏みしめて上がらなくてはならない。
という事は自分で思っているより老化が進んでいるという証拠だ。
 最近『ロコモ』という言葉をよく聞くようになった。『ロコモ』とは『ロコモティブ・システム』の略。
身体を支える運動器は骨、関節、筋肉、腱、じん帯、脊柱、神経などがうまく協力しながら身体を動かしている。
そのうちの一つでも機能が落ちると、このロコモの力が落ち、
いわゆる『ロコモティブ・シンドローム』つまり『運動器症候群』と呼ばれる運動障害を起こす。
 そういう風にならないように『ロコモチェック』が必要である。さてそれではその項目とは
①『片脚立ちで靴下が履けるか?』
これは私は若い時から靴下は椅子に座ってはくもんだと思っていた。だからこれは全く不可能な動作だ。
②『家の中でつまずいたり滑ったりしないか?』
コードが目の前にあるのに、それに足を引っ掛けたり、新聞の広告紙に乗り上げ転倒したり、
じゅうたんの上をスリッパで歩いていると、つんのめって倒れたりよくするようになった。
③『階段を上るのに手すりが必要であるか?』
これは幸いにない。3階までは出来るだけ階段を上る様にしている。
しかし降りる時はいつでも手すりが掴めるように手すり側を歩くようにしている。
④『横断歩道を青信号のうちに渡れるか?』
青信号になり渡り切れないという事はないが、点滅になり駆け足で渡ろうとすると、ほとんど赤になっている。
⑤『15分位続けて歩けるか?』これは朝の散歩のお陰で1時間位は休みなしで歩ける。
常に歩く機能は充分残っている。しかも平坦なコンクリート道路ではなく、
雑草が生えている所を歩くので足腰は鍛えられていると思う。
⑥『2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難か?』
最近スーパーなどで2ℓ位のミネラルウォーターなどを買うと、駐車場の自分の車まで戻る時、
途中で一息入れないといけない。
⑦『家のやや重い物の上げ下ろしなどの仕事が困難であるか?』
重い仕事でなくても、脱ぎ散らかした服などを集めたりするのに腰を曲げるのが苦痛である。
ビールケース位抱ええるのはまだ出来る。
まぁこうやって『ロコモチェック』してみると思った以上に老化現象が起こっているのが分かる。
 それではそれを防ぐ方法。
①『フラミンゴ療法』片足を床に付かないように上げ、左右の足をそれぞれ1分間片足だけで立つ。
これを1日3回行う。
②『スクワット療法』両足を少し開き椅子に腰掛けるように少し膝を曲げお尻を下す。
そして立つ。これを5~6回、1日3回行う。
 思いがけぬ自分の老化に気付く事が多くなった。若い時はこんな事何ともなかったのにとふと思ってしまう。
心はいつも若いつもりなのに、身体はいつの間にか老化している。
それに気付き、少しでも『ロコモ』にならぬようにしよう。そう思う毎日である。