朝、自転車で愛犬『ロキ』と散歩に行く。その際、時間を見つけてはゴミ拾いをする。天満橋から大橋まで約1kmの間を往復するのだが、行く時は何処にゴミが落ちているかをまず観察し、帰りにそれを拾って自転車のカゴのゴミ袋に投げ入れるのだ。
今朝は2Lのペットボトルが2本も草むらに捨ててあった。ゴミ拾いを始めた10年位前は、缶や瓶が多かったのだが、ここ数年前からはペットボトルが捨ててある事が多い。多くは500mlのものである。缶と違いペットボトルは踏みつけても小さくならないので、かさばりゴミ袋がすぐ一杯になる。
さて、コンビニやスーパーに行くと、ペットボトルに入った飲み物を沢山売っている。殆どが円筒、角型であるが、よく見るとなで型、いかり型など形のユニークな物もある。最近は炭酸飲料が人気とかで、サイダーや炭酸水の入ったカラフルなボトルなども並んでいる。
何気なく使っているペットボトルであるが、それには色々な工夫がしてある。例えば2Lのボトルは、中身が入っていると重さが2kgもある。そこで持ちやすいようにペットボトルの真ん中位に1cm位の窪みが付けてあり、持ちやすいようになっている。又、下の方がデコボコになっていて、外からの衝撃を吸収しやすいようになっている。500mlのペットボトルも殆どが六角形の形をしており、持ち易いようになっているのだ。
病院近くの路地には、至る所に2Lの水が入ったペットボトルを何十本も置いてある。それは猫避けの為である。多い所は家の周りを囲うように置いてある。この付近は野良猫が多く、またそれに餌をあげる人がいるので猫が増え、至る所にウンチやオシッコをする。それを防ごうという作戦だ。
車を走らせていると、ペットボトルを半分に切り羽を作り、まるで風車みたいに勢いよく回っている光景を見かける。羽の部分に赤、黄、青などの色が塗ってあり、カラフルで何かシャレたオブジェみたいに見える。
テレビなどでは、ペットボトルに水を詰め圧縮空気を入れ、ペットボトルロケットにして遊ぶのも紹介されている。飛ぶものは50m以上も飛ぶそうなので、子供達は大喜びだ。
その他、底の部分を切り取って、メガホンにしたり、ペットボトルの中に小石を入れてマラカスにしたり、半分に切り、それに土を詰め、花を植え軒下に 鉢にして吊るしたりもしてある。中に水を入れ、それを手に持ち上げ下げすると、鉄アレイ代りになる。水を入れて冷蔵庫で冷やしておき、スポーツ後にアイシングに使用したり、まさにペットボトルは色々な活用法がある。
愛犬『ロキ』との散歩の時、自転車のカゴの中に、水の入った500mlのペットボトルが4本入れてある。その他に割り箸、切り取ったティッシュ箱の底の部分、トイレットペーパーが用意してあるのだ。これは『ロキ』が道路でウンチをしたら、それが硬い時は割り箸で、柔らかい時はティッシュの箱の底の部分ですくい、その後道路をトイレットペーパーで綺麗に拭き、まだ少し残っている部分に、ペットボトルの水をかけて流すのだ。
ペットボトルが当たり前のように使われるようになって20年以上にもなった。おそらく世界一ペットボトルを使っている国民だろう。安くて、便利、言う事なしのペットボトルだが、是非ポイ捨てしないで再利用を…。因みに我が家では、使用したペットボトルは、私の愛飲の『シジウム茶』入れになっている。それは家内がわざわざお湯を沸かし、私の健康の為に作ってくれている秘蔵のお茶なのだ。いつも3~4本冷蔵庫に冷やしてあり、喉が乾いたら飲む。お陰で体の調子が良い。まさにペットボトル様様なのだ。