「男は黙ってサッポロビール」というCMが流行ったのはもう半世紀前のことです。今や「男は…」というキャッチフレーズは男女差別に繋がるとのことで使用されないフレーズだと思います。

 最近男は座って小用を足す人が増えています。男性の7割はまだ立ってするいわゆる「立ション」なのですが、3割は座ってするそうです。その理由はやはり奥様からトイレ清掃する際に、小用する度に汚れて清掃が大変という理由のようです。

 そうは言っても、中々その習慣は改めるのは大変です。何故?30年以上そうやってきたのですから急には無理なのです。

 しかし奥様から「もし座ってやってくれないなら離婚します」と言われたり「それならトイレ清掃はあなたがしてよ!」なんて言われたりすると、男としても「協力しましょう」というスタンスになるでしょう。

 ある男性が立ってするとどれくらい散らかるかをやっていました。それは狙う所によって差があります。便器の水溜まりを狙う場合1回372滴、1日2600滴。奥の方は1回7500滴、1日50000滴も回りに飛び散るそうです。なるほど確かにかなり散らかるものですネ。気が付かないうちにトイレの壁まで飛んでいるなんて知りませんでした。

 しかしどうしても立ってやりたい人には朗報があります。便器の水が溜まっている所にトイレットペーパーを2つ折りにしておく。これだけで回りに散らばるのを防止出来るそうです。

 これで離婚される理由やトイレ清掃の仕事は免除されるかもしれません。因みに座ってやってみると、便座の裏に1回200滴飛び散るそうです。

 因みに先日あるバーに立ち寄りました。美味しい日本酒とつまみ、ママとの楽しい会話が楽しめる素敵なバーです。トイレに行きたくなり中に入ると、綺麗な洒落たトイレです。小用を足そうと構えたら張り紙がしてあります。『男性の方へ。小用の際は座って御利用下さい』立ちションは御法度だということです。「急にそう言われても漏れそうなのに…」と思いましたが、仕方がありません。生まれて初めて座ってしました。しかし緊張した為に急に酔いが覚めてしまいました。良いバーなのでその店に入る前には用を済ませ、したくなったら店を出ることにしました。しかし何となく落ち着かないそんな気がします。

 またある番組ではトイレに行きたくなり、買う気もないのにコンビニのトイレを利用する時にはどうするかという特集をしていました。それによると、トイレを借りる時にモノを買わない人が4割、買う人が6割。買う人は平均金額210円購入するそうです。 

 それではトイレ一回どれくらい経費が掛かるのか。水道代3円、トイレットペーパー1.2円、トイレの洗剤10円が1回使用するとかかり、その他に電気代1日9円、清掃の人件費1日1000円掛かり1回利用すると30円もの経費が掛かるそうです。その元を取るためには300円以上の買い物をしてもらわないと損をするとのことでした。

 1日100人利用すると、3000円もの経費が掛かり、3万円以上買ってもらわないと赤字になるのです。そんなこと1度も考えないで利用していました。

 人間食べることには一生懸命になるのに、出る方はあまり考えない。それはどうしてでしょうか。もう少しそこまで考えて生活する必要があると思いました。