連休にやろうと思った事。それは片付けだ。この場所に引っ越して来て20年以上が経った。引っ越しの荷物は、100個以上のダンボールに入れられ運ばれて来た。すぐ必要な物はすぐに出して整理したが、急がないもの、慌てない物はまぁいつかやろうとそのままダンボールに入っているのである。1個1個にシールが貼ってあり、中に何が入っているかは一目瞭然なのだが、実際それを開けて整理しようと思っても、中々その気力が起らず、今日まで来たのだ。だから連休を利用して整理しようと思ったのである。
まず洋服。引き出しや透明ケースに入ったままの物を出して整理する事にしたが、まぁあまりにも多くて嫌になってしまう。私の場合、洋服を買う時は安売りをしている時、例えば夏服だったら7月頃の夏物バーゲンの時にまとめて買う事にしている。何せ半額位になるので狙い目なのだ。
ところが半額で安いので買い過ぎる。例えばTシャツは1度に5~6枚は買う。そのほとんどが1000円位の物で、さすが安物。すぐ延びてしまう。すると又買うのである。しかしそれを捨てるのはもったいないとそれをプラスチックケースにしまってしまうのである。お陰で100枚位のTシャツがある。
1枚5000円もする物はどうしても高くて手が出せない。だから安い物を大量にという事になってしまうのだ。家内も捨てる事が出来ない人だから、貯まる一方だ。学生時代からそういう習慣があるらしく、母親に「あなた、いつも安いのを沢山買い込んで来るけど、いい物を1点持つようにしなさいね」と諭されていた事を考えると、やはり学生の時から癖が抜けないらしい。
片付け上手の家内でさえ、もう手に負えないらしく、最近はそれらが畳の部屋に山積みになっている。それを見ただけで溜め息がでる。という事で、連休中はほとんど片付けが出来ずに終わってしまった。
そんな時、ある雑誌に片付けのコツが書いてあった。それは次のようなものだ。
- あなたが、片付けられない理由は?まず現状のチェックです。どうして片付けられないのでしょうか。思い当たる理由を全て書き出しましょう。
- いらいない物が全部なくなったら、あなたの生活はどうなる?片付けた後の暮らしをイメージします。思い描くうちに、家の中が広くなってすっきりした気分の自分が浮かんで来るでしょう。
- 一番大切な物は?自分にとって必要な物は何か確認しましょう。それは家族や健康であって、モノではない事が分かります。
- 自分史年表を作る。モノの整理とは、過去の自分と向き合う事です。どんな事をやりたいという気持ちを持っていたのか、これからを考えるきっかけになります。
- やってみたい事は何ですか?これからの生活、未来をイメージしましょう。片付ければ、諦めていた事も出来そうな気がしてきます。
- どこを、いつまでに片付けるか期限を決める。家の中を1度には片付けられません。1日15分で構いません。自分のペースで片付け計画をざっくりと決めましょう。
- 捨てる為のルールを決める。モノは『使う』『捨てる』『保留する』の3つに整理出来ます。特に『捨てる』と『保留する』に自分のルールを決めるとスムーズです。
- 判断に迷った時、これは何?なぜとっているの?いつ必要なの?どこで使うの?誰が使うの?いくらしたの?と考えると決断が楽になります。
とは言っても、これが中々難しいのだ。あれほど片付け好きだった私でさえ、この荷物を前にして心が萎縮していく。あ~あ、何とかならないかなぁ~。