スーパーなどで買った魚の刺身のパックに、小さなビニール袋に入った醤油が入っていますよね。それを使う際、袋を裂いて中身を出す訳ですが、これが中々私には難しい作業です。何せ袋が小さい。特に手の大きな私には特にそう感じるのでしょうか。とりあえず袋の一部を手で裂いてみます。ところが1回では上手くいかない。何回かトライしてようやく裂け目が出来、ようやく刺身が食べられるという安堵感。
しかし時には勢い余って醤油が回りに散らばってしまったり、洋服にかかったり、運が悪いと目に入って大慌てしてしまいます。せっかく美味しい刺身なのに、腹わたが煮えくりかえるような思いで食べたことありませんか?
さて、私の楽しみは寝る前の風呂。1日の疲れを癒し、極楽極楽と言いながら入ります。その際、欠かせないのが入浴剤。何種類も買い求め、今日はどれにしようかと考える。私の至福のひとときなのです。浴槽の中に入り袋を開ける。ところがこれが又難しい。
手が濡れているので、開けようとすると手が滑る。中々開かないのです。しかも切れ目がどこにあるのか分からない。何度やってもダメな時は一旦湯船から上がりわざわざハサミで切って使う事もあります。せっかくザブンと入り、今から極楽タイムだというのに水を差されてしまうのです。一日の最後位はスムーズに終わりたいと思っているのにイライラで1日が終わってしまうのです。
私の愛用の太田胃散もそうです。食べるのが好きな私は、いつも財布の中にこれを忍ばせています。つい美味し過ぎて食べ過ぎ、胃もたれを起こしてしまうのです。そこでこそっと封を切り服用します。すると2、3分もするとゲップが出て胃がすっきりし又食べられる。私にとっては必需品なのです。勿論ギャル曽根みたいに大食いではないのですが、それでも可能な限りいろいろ食べてみたい。特にバイキングなどの時は、とにかく腹一杯食べたいという食いしん坊なのです。
ところがちょっと灯りが暗い雰囲気のあるお店では薬の開け口が分かりません。というのも、どこからでも封が切れそうなのですが、一箇所しかないのです。反対側は絶対どんなに力を入れても開きません。早くもっと食べたい。私は焦ってしまいます。何せ目の前にまだ食べたい料理が並んでいるのですから…。
いろいろデザイン上の問題はあると思いますが、開ける場所を分かりやすく表示することは大切なことです。特に高齢化社会になったら、お年寄りでもすぐに分かる様にして欲しいものです。昨年高齢者になったばかりの私は毎日そう思いながら過ごしています。
因みにギザギザ模様になっていて、どこからでも開けられるようになったモノもあります。そういうモノを見つけると、それを製作した人に拍手を送りたくなります。今からは、子どもからお年寄りまで気軽に使えるユニバーサルデザインの時代です。そういうモノ作りのモノへの気遣いが売り上げを左右するのです。