5月17日は父の命日。1970年67歳で亡くなった。それからもう50年の時が経つ。早いものだ。お墓は宮崎市内にあるみたま園である。父は9人兄弟。実家は清武なので亡くなった時にその実家のお墓に入る予定だった。しかしあまりにも沢山の親戚の墓があり、そこには入れずようやく探したのが今の霊園なのである。

 母は2006年93歳で亡くなった。その後父のお墓の中に納骨し、今父と母は仲良く同じお墓に納められている。私は毎月お参りをするのであるが、隣にこの墓と同じ大きさの2畳位の土地がある。そこは私のお墓を建てる予定の土地である。

 古稀を過ぎるとやはり終活のことが頭をよぎる。その一つがお墓をどうするかだ。配偶者と同じお墓に入ることについての質問に対し、男性は54%が当然だと考えているのに対し、女性の13%は嫌だと考えているという。又お墓が要らないという人が4割近くもいて、その理由としては自然に還りたいので『樹木葬』『散骨』にして欲しい。お一人様で誰も墓参りしてくれる人がいないのでお墓は必要ない。子どもがいても墓守の負担をかけたくない。などの理由でお墓の必要性がかなり低くなっている。

 今でも墓がない人は2割もいる。墓以上に火葬場で廃棄して欲しいという人もいるというから驚いた。

 それではお墓を造るには一体幾ら位かかるのだろうか?墓地には永代使用料がかかる。それに墓石代がプラスされる。一時的にそれにかかる費用は200万~300万円位。その他に墓地の維持管理費が年間1万円位かかる。そう考えると墓を買ったり維持したりするのにも結構お金がかかるものだ。

 しかしせっかく父母の墓の横の土地があるということは、どうぞそこを利用して下さい。ということなのだろう。

 そこでお墓を作るのならどのようなデザインが良いのだろうと時々想像してみる。頭の中にあるのは球型をしたものにしたらどうかと考えている。それは地球をイメージし、又仕事柄“卵子”もイメージをしているのだ。しかし果たしてそんなものでもよいのだろうかと悩んでいる。

 さて、お墓にはユニークなものもあると先日TVで放送していた。愛煙家の人はタバコの形。ボーリングが好きだった人はボーリングの球の形。中には亡くなった人の部屋を再現したものもあった。ガッツ石松のお墓にはグローブのモニュメントがあった。色々なお墓があるものだと感心した。

 お参りの帰りに道すがら、もしかしてユニークなものがあるのかもと見てみた。すると色々なものがありびっくりした。ラグビーのボール。ピラミッド、キティちゃんやミッキーマウスもあった。

 しかし一番目を引いたのは、ウルトラマンのモニュメントがあるお墓。その墓石には男の子の名前が彫ってあり、享年6歳と書いてある。多分6歳の時に急に何かの原因で亡くなったのだろう。その一人息子はきっとウルトラマンが大好きだったのに違いない。そこで親がそれを建てたのだ。その両親も墓標に刻み込まれている。ということはきっと一人息子を亡くした後に亡くなったということだ。そのウルトラマンを見ていると涙が出てきた。

 今の人達はお墓という枠に囚われずに自由な発想でお墓を造っているということが分かった。私もユニークなお墓を建てようと思いながら帰途に着いた。