先日、“みやざき納涼花火大会”があった。第70回記念大会ということで、1万発の花火が上がった。今年は久しぶりに花火を間近に観ることが出来た。というのも花火を打ち上げる場所から当クリニックは近くにあり、今まで屋上で見る事が出来たからである。だから開業以来、屋上で友人達を招いてBBQパーティーをして皆で観ていたので、花火大会会場までは行く必要がなかったのだ。

 しかしその裏方の苦労は大変なものだった。まず焼肉の網と炭セッティング、食材の調達、缶ビール100本、それとビールを冷やす為の20kgもの氷の準備、イス、テーブルを並べる。これだけでも一日がかり。私の方は仲間と花火BBQを楽しんで、後片付けは全部家内任せ。遂に家内の怒りが爆発した。

 花火大会の次の日に片付けるのであるが、炎天下家内が一人で片付けるのである。散らかったゴミ、飲み残しの飲み物、食べかけのつまみなどを片付け、イスやテーブルを片付けている時に、遂に腰を痛めてしまった。多い時は70人もの人が集まり、その片付けは大変なことだったと思う。それをモクモクと一人で30年近くもやったので、それは怒りが爆発するのも当たり前である。

 そこで今年は娘が気を利かせ、花火大会のテーブル付きの場所を提供してくれた。ビアガーデンみたいになっていて、座り心地の良いイスに座って打ち上げられる花火を観ることが出来るのだ。頭の真上に上がる花火は凄く綺麗だった。こんなに花火が綺麗だとは思わなかった。

 終り近くになり、巾100mもある川に渡された花火に点火。それは“ナイアガラ”と呼ばれ、まるで“ナイアガラの滝”みたいに見える。そして最後はフィナーレの花火。こんなに花火を間近で堪能したのは生まれて初めてだ。

 しかし家内は孫の面倒をみる為に家でお留守番。来年こそは家内を連れて花火を堪能しよう。だって30年間花火大会の裏方をしてくれたのだから、家内へのせめてもの罪滅ぼしをしなくては申し訳ない。

 今から私の老後の面倒をみてもらう為にも、家内孝行は欠かせない。きちんとケジメをつけておかないと、私の老後は保障されないだろう。そう思う。いやきっとそうだ。