お中元の季節になった。色々な方から素敵な品物を頂いて、つい頬が緩む品物ばかりである。

 頂いた時にまず私がすること。それは宅急便の品物に貼ってある送り主の部分をカッターで切り抜く。それを洗濯バサミで挟み、机の上に置いておく。そしてその日のうちに礼状を出すことにしている。

 何故洗濯バサミで挟むのか。それは切り抜いて机の上に置いておくと他の物に紛れ込んでしまい、紛失してしまう可能性がある。しかし洗濯バサミで挟んで机の上に置いておけば、ゴロゴロと机の上を転がり、邪魔だからその日のうちに礼状を書かざるを得ないというのが本音である。

 贈った方ははたして着いたかどうか気になるだろうし、こちらも次回お会いした時にわざわざその礼を言わなくてはならないというのもプレッシャーである。何故なら私の特技は何でもすぐ忘れるということであるからである。

 人から頂いたのはすぐ忘れるが、贈った物は不思議なことに何年経っても憶えているものである。頂いてその後何も返事もない人に会った時、無事に着いたのだろうか?それとも着かなかったので何もその件のことを話さないのだろうかと気になるものである。まぁ、殆どの人は忘れてしまっているのだが…。

 それはお金を貸したのはよく憶えているのに、お金を借りたことは忘れてしまうのと同じである。その金額がたとえ100円であっても、やはりこの人何故返してくれないのか気になるし、この人こんな人なんだというレッテルが貼られてしまう。これと同じ事なのだ。

 私の場合返事はオリジナルの手作りのステンシルのハガキ。机の上にいつも何枚か置いてあり、すぐ返事が書けるようになっている。是非贈り物を頂いた時には、手紙でもメールでも電話でも良いからその日のうちに返事を!それが人間の信頼を勝ち得る一番簡単な方法だ。