私達夫婦が結婚したのが昭和51年(1976年)1月11日。当時は結婚したら結婚式を挙げるのが当たり前でした。しかし私はあまり式に乗り気ではありませんでした。といっても母から「結婚式だけはお願いだからして!」と強く言われたので、一応することにしまた。するというよりも、親の為にやってあげると思っていたというのが正直な気持ちでした。今考えると何と思い上がりも甚だしい、親不孝な子どもだったのだろうと深く反省しています。

 それから半世紀。世の中は随分変わりました。結婚式を挙げないカップルが半分近くいるというのです。昔は必ず居た“仲人”というのも見かけることが殆どなくなりました。それでも多くのカップルが式を挙げています。女性にとってはやはりウエディングドレスを着るということへの憧れがあるのでしょう。

 4月30日に娘が結婚しました。これで4人の娘全てが結婚したことになります。長男も結婚しているので、子ども5人全て自分の家庭を持つということになりました。もうこれでひと安心と思っているのですが、そうでもなさそうです。

 何故ならまだ親が手を貸してあげないといけない子ども達ばかりなんです。それでも私達夫婦から離れていってしまった訳ですから、あとは子どもが其々家族と一緒に努力して生きていかなくてはならないでしょう。

 さて、子どもの手が離れたら自分がやりたいことをどんどんしようと考えました。しかしいざそうなると、中々大したことが思い浮かびません。何故?と考えてみました。そしてやっと結論がでました。今でもやりたいことを自由にどんどんやっているので、それ以上は思い浮かばないのです。

 子どもの独立ということばかり考えていましたが、今からは夫婦二人の舵取りをしなくてはなりません。それが出来るのかが一番の心配ごとです。