最近極端に寒がりになり、アウトドアが趣味の私でも出掛けることが面倒臭くなりました。しかも先週肋骨骨折をし、安静にしておかないといけないので、益々家で過ごす時間が多くなりました。自分ではあまり感じなかったのですが、どうもそれがストレスになっていたみたいです。

 普段から楽天的なので、ストレスというものが殆どないのに、どこにも行けないというストレスがかかっていたのでしょう。そこで天気が良かった日曜日、久しぶりにドライブをしました。方面はいつもの日南の南郷ルートです。天気の良い日の海岸のドライブは最高なのです。

 当日は人間ドックの日で朝食抜き。走っているうちにお腹が空いてきました。そこでどこかで早目の昼食をと探していたらありました。宮浦の「大海」というレストランです。お昼頃になるとお客さんがいっぱいで外まで列を成しています。しかし今日はまだ11時。さすがに空席がありました。何を食べようかなとワクワクした気分でメニュー表を見ました。伊勢海老のフルコースは1万円もします。さすがに手が出ません。そこで2160円の海鮮丼にしました。

 暫くすると運ばれてきました。普通の海鮮丼と違うところは、ご飯の上にシラスが乗っていて、その上に地獲れのウニや魚などが乗っているのです。食べてみると今まで食べたことのないもの凄く美味しい味でした。

 実はこの店とは30年来の付き合いで、民宿もやっていて、30年前はよくここに泊まって有名作家ぶってエッセイを書いていました。本は15冊も出版したのですが、全く売れずここ暫くはここへも御無沙汰だったのです。

 食後目の前にある浜に降りてみました。ここは日南海岸の砂地のある海岸では一番眺めの良い所で、今まで何回もここの砂浜に腰掛けて、飽きもせずに海を眺めていたことがあります。

 今回も昔のことを想い出しながらボーッと海を眺めていました。不思議ですがいつもこの海岸には人がおらず、沢山の海鳥が砂の上にじっとしていました。

1週間体を動かすのも大変で、難儀した日を送ってきました。それを考えると、こうやってボーッと海を眺めるなんて何と贅沢なことなのでしょう。『あぁ、生きているって素晴らしい。』海に向かってそう呟いていました。