私は基本的にTVを見ない。分かり易く言うとダラダラとTVを見ないということ。普通、朝起きた時や家に帰り着いた時まずTVのスイッチを入れ、それをチラチラ見ながら着替えたり、あるいは食事をしたりしながらTVを見る人が多いと思う。だがついダラダラとTVを見ていて、あまり内容は覚えていないのだ。また、TVが点いていないと淋しい感じがするので、つい点けている人が多いのではないだろうか。

 特にその傾向は女性に顕著で、主婦の多くはTVを点けっ放しで家事をしているのではないかと思う。我が家でも誰も居ないのに点けっ放しになっているので、消すと家内が「今見ていたのにどうして消すの!」と隣の部屋から急に現れ怒られたりする。どうやらTVは主婦にとっては自分のその日のペースを掴む大事なツールとなっているらしい。

 それでは私のTV活用法をお教えします。まず朝起きたら、その日の予約録画をする。面白そうな番組、いつも見ている番組、興味のある番組を探し予約する。最近はリモコン1つで簡単に予約ができ、裏番組も録画してくれるので便利が良い。しかも100時間以上も録れ、かなり録画できるので助かる。家に帰ったらその予約した番組を1.5倍速モードにして見る。画面は速く動き、言葉も甲高くなる。家内はその声がとても不愉快らしく、すぐに部屋から居なくなる。内緒だが、1人きりになりたい時、時々この手を使って家内を追い出している。

 初めて見る番組は、まず早飛ばしモードにしてザッとその番組を流し見する。面白そうだったら最初から見る。面白そうでなかったらすぐ消去。番組中に必要なデータがパネルで示されたら、それを手元にあるカメラで撮る。それが色んなエッセイのネタになるからである。自分では気が付かないが、TVを観ている時は凄く集中しているのだ。というのもこうして見ないと、とてもじゃないが時間が足りない。

それにしても最近のTVのつまらないこと、チャンネルを変えても、金太郎飴みたいに同じようなタレント、お笑い芸人が出てくる。又、グルメ、温泉の特集ばかりお金をかけてドキュメンタリーを作るなんて心意気が全く感じられない。しかも画面にはコメンテーターの顔が必ず隅っこに出ていて目障り。笑い声や驚きの声などは全て合成音。よくこんな番組作って恥ずかしくないものだ。

テレビがこの世に出てもう50年以上。かつては洗濯機・冷蔵庫とともに3種の神器と言われた。実家の応接間にテレビが来た日のことは今でも鮮明に覚えている。当時は白黒テレビで、父とよく大相撲や野球を見ていた。それが40年位前にはカラーテレビになり、20年位前からは液晶テレビになり、10年前からは大画面で楽しめるようになった。画質も格段に良くなり、益々TVは生活に欠かせないものになっている。

 だが人間の生き方が多様化し、今や若者文化にとってTVよりスマホという時代である。これからTVはどんな風に変化していくのであろうか。今のままのTV内容では、将来TVは必要なくなるかもしれない。まさにTV界は正念場を迎えている。