時々、少し高価な物が買いたくなる。高価と言っても外車や装飾品、大型テレビなどではない。
例えばビール。いつも買うのは第3のビールと呼ばれているもので、1缶120円位である。
今までは第3のビールなんて味よりも安ければいい。
安ければ沢山飲めると、いわゆる飲んべえの考え方だった。だがやはりビール本来の味には負ける。
そこでせめて週に1回位は高いビールをと、エビスビール、プレミアビールなどの1缶350円もするビールを飲みたくなる。
そこで何本も買うと高いのでたった1本だけ。同時に第3のビール6本を買い求める。
すると合わせて7本で、何と1000円でお釣がくるのである。何か得した気分になる。
 もう1つは玉子。玉子は1パックに10個入って150円位で売っている。
特売日は100円を切ることも珍しくない。
いつもはそんな玉子を食べているのだが、時々高い玉子が食べたくなる。
あるスーパーでは玉子を1個ずつ買え、空のパックに自分で選んだのを好きな個数詰める事が出来る。
その値段1個29円。これは玉子かけご飯専用である。
玉子焼きやゆで玉子ではあまり玉子自体の味というものはそんなに差がないように感じるが、
玉子かけご飯だけは美味しいか不味いかがはっきり分かる。
一度買ってみたいのは烏骨鶏(ウコッケイ)の玉子。これは高いのになると、1個で数百円するのもある。
これだけはちょっと高いので、まだこれからの楽しみにとってある。
 豆腐もそうだ。私は豆腐大好き人間で、スーパーに行ったら必ず買って帰る。
いつもはおつとめ品で半額になったものしか買わないのだが、
週に1回位は純国産の大豆で作った豆腐を買い求める。
一丁が300円位と普通の倍位の値段はするが、これは本当に大豆の味がする。
但しスーパーでは売ってないので、豆腐専門店までわざわざ買いに行く。
 シャンプーなども安売りで1本2~300円位で売っているが、これだけは絶対買わない。
買うのは1本1000円位する高級シャンプーだ。何せ私にとって髪は命である。
どんどん容赦なく抜け落ちていく。30年位前は髪の毛が多すぎて朝起きると寝ぐせを直すのが大変だった。
今はいかにして髪のボリュームを出すか毎朝鏡を見て真剣勝負である。
だからシャンプーだけは妥協しないのだ。それでもなかなか髪の消失を止める事は出来ない。
 また、週に1回は100円ショップに行くのであるが、最近は100円以外のも売っている。
写真立てが500円、ポスターを入れる額が800円位で売っているのである。
もちろん100円のものも買うが、時々はそれ以外の高額商品も買い求めるのである。
会計の時、100円のものを計算してもらった後に「これは500円の商品ですが宜しいですか?」
と店員に必ず尋ねられる。「ああ、いいよ」と言う時、何かちょっと金持ちの気分になったようで、
1人で優越感をその時に味わうのである。
 ティッシュもそうである。普段は5箱で200円前後のものを使っているのだが、
花粉症の今の季節は『鼻セレブ』という1箱200円もするのを使っている。
先日はトイレットペーパーを買いに行った際、いつもは12ロール入って250円位のを買うのだが、
ウォシュレット専用ペーパーというのを売っていたので買い求めた。
12ロール入っていて500円位で、いつも使うのに比べたら2倍以上もする。
まだ実際使っていないが使うのが楽しみである。
 まぁ考えてみれば、高い物と言っても、みんな1000円でお釣がくる物ばかりである。
小心者なのか倹約家なのか分からないが、これからもちょっとした贅沢や、
ほんの少しだけの幸せを楽しみにして生きていこうと思う。